80年代の坂本龍一 「Rain」
休日の朝、雨の匂いを感じて目が覚めた。きっと降ってるんだろうなぁ。昨日までの疲れを抱きかかえる様にカーテンを引いてみる。
大粒の雨がアスファルトの上で弾けて踊っているように見える。雨さん何がそんなに楽しいの?
雨の朝に坂本龍一「Rain」を聴くのは少し刺激的かもしれない。
聴いてみればすぐにわかってしまうことだけど。そのピアノとヴァイオリンそしてチェロの絡み合うような曲はまるで危険な香りを含んだ恋の予感のようだ。
坂本龍一、きっと知ってる人が多いと思うアーティストですね。YMOのメンバーであり、戦場のメリークリスマス、ラストエンペラーで有名な人です。
この「Rain」は1987年のアルバム「ラストエンペラー」の一曲ですが、私は随分後になってからこの曲を知りました。
ピアノはまるで降りやまぬ雨のよう、ヴァイオリンは恋に苦しむあなたの感情が走る様のように感じる。そしてチェロが物語に深みを与える。